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パブリシティ戦略

事例紹介
既存顧客と異なる人にはどうPRしたら?

 【株式会社叶匠壽庵様】の和菓子は贈答用品として定評があります。和菓子はどちらかといえばシニア世代に支持される傾向があり、顧客層の幅がなかなか広がらないのが現状です。和菓子職人が洋菓子の材料を使ってつくる新商品「和ザート」を開発しましたが、従来の和菓子売り場で販売していたので、若い人が立ち寄ってくれるには難しい状況でした。

 トッピングが加わり、「和ザート」を多くの人に知ってもらうパブリシティ戦略を練りました。
既存顧客以外の人の来店を促すには、和菓子売り場に、このような“意外な商品”が売られていることを、広く知ってもらうことが大前提です。まずは商品を徹底的に研究します。この商品のおもしろさは・・・洋菓子との違いは・・・商品開発のユニークさは・・・。何度も試食会をおこない、若い人の生活やお菓子に対する嗜好など情報を収集します。こうした過程を踏むことで、パブリシティのための材料が充実してきます。
  雑誌社やテレビ局にアプローチする中で、関西ローカルで視聴率の高い生活情報番組「ちちんぷいぷい」(毎日放送)が取り上げてくれることになりました。「近江の菓子職人たちが自然の中を歩き、スケッチしながらお菓子の構想を練ってるんですよ」と、映像化した時に役立つようなエピソードを紹介していきます。好意的に取材してくれ、インパクトのある商品紹介をしてもらえました。それ以来、新しいお客様が“デパ地下”に殺到し、行列しはじめました。若い女性やミセスが「和ザートをください」と名指しで買いに来ます。和菓子売り場の新しい顔は全国に知られ、引き合いが続きました。
 せっかくよい商品を開発したのに、売れなければ開発担当者は自分のものづくりが悪かったと諦めてしまいます。上質なPRをすれば商品は日の目をみるのです。よい商品をさらに大きく開花させることがパブリシティ戦略の大きな役割です。

商品も企業の思いも
お客様に届けたくて。
塩崎 浩司 様
株式会社叶匠壽庵
販売部統括副部長兼販売企画部長
当社の和菓子を買ってくださるお客様の多くが女性ですが、当社の企画スタッフは全員男性。ともすれば抜け落ちてしまいがちな視点を、女性スタッフの多いトッピングさんが助けてくれています。マスコミで紹介されると、菓子職人の創作意欲は高まりますし、家族に掲載誌を見せる社員もいますね。パブリシティが社員の誇りにもつながっています。和菓子は季節性を重視する商品ですから、パブリシティでもそれを反映したいし、商品単体だけでなく、文化を伝承しようとしている企業であることも伝えていきたい。トッピングさんが奔走してくれて、当社の所有している古い雛人形を「婦人画報」で特集された時には、お客様に別の角度から当社に興味をもっていただけましたし、雛人形の展覧会にも多くご来場いただきました。




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